ビジネス書を読んで知識を増やしたい!そう思ってもなかなか活字ばかり読むことができない・・・なんて悩んでいるビジネスパーソンはわりと多くいます。
「そんなビジネスパーソンは漫画を読んで仕事に活かそう!」というのが私の主張です!
最近は、本は一切読まないが、マンガを読んでビジネスや生き方の参考にした!という若手ビジネスマンや起業家がふえてきていますよね。(YouTuberのヒカルさんとか!)
ということで読んで仕事に役立つ漫画をご紹介します。
島耕作シリーズ
【課長編】
サラリーマン漫画の代表作と言えばやはり課長島耕作ですね。
大手家電メーカーに勤務する島耕作の出世ストーリー。仕事に打ち込む姿、嫌な上司とのやりとり、かわいい部下からの甘い誘惑などが見事に描かれています。
80年代~00年代のサラリーマンだった人たちは多かれ少なかれ同じような経験を積んできていると思います。
島耕作を読んでいると、「仕事で嫌なことがあっても次の日には忘れる」ストレス耐性と、「周囲に嫉妬したりしない」人間力で出世してきたように思います。
時代は変われど、出世に必要な術は変わらない気がしていています。大企業で出世するのに必要なのは仕事の実績よりも人間関係だったりします。
今の若手サラリーマンにも多いに学びになるところがあると思います。
今の時代では考えられない職場環境やパワハラ・セクハラも垣間見えて80年代の職場環境を知ることができますが、それは「そういう時代だった」ということで今では考えられないとご理解ください。
【部長編】
40代になった島耕作は大企業によくある派閥争いにまきこまれないよう一匹オオカミを突き通します。その結果、関連会社に出向するなど本体の中枢からは離れて仕事をするようになります。
しかし持ち前のポジティブ思考で出向先でも楽しんで仕事を邁進し業績を大きく伸ばします。エリート社員も組織の中枢で成り上がっていくだけが出世ではない。
人生色んな道があると思えるのがこの部長編です。長いサラリーマン人生では、遠回りだと思う道もあとになったとき役立つことがあるんですね。
島耕作シリーズは、他にも取締役島耕作、 常務島耕作、専務島耕作、社長島耕作、会長島耕作、ヤング島耕作、係長島耕作、学生島耕作、学生島耕作〜就活編〜、島耕作の事件簿と、たくさんのシリーズがあるので、興味があれば他のシリーズを読んでみるのもおすすめです。
ナニワ金融道シリーズ
【ナニワ金融道】
舞台は大阪。主人公の灰原達之が消費者金融会社”帝國金融”の営業マンとして奮闘する物語。
借金する人物たちの思考パターンや意思決定が読んでて「あほやな~」と思ってしまうと同時に「自分はやってはいけないな」と自省につながる漫画。
一方で借金取りとしては人情に厚く、甘さが目立つ主人公灰原。「気持ちはわかるけど・・・」と思いながらも「もっと鬼になれ!灰原」と感情移入してしまう。
画や言葉遣いが汚く、一見近寄りがたいが、読んでいくと味があり、たまに「ぷっ」と笑ってしまうネーミングも魅力の一つ。
そんな人間味あふれる漫画だが、実は法律や金融、不動産についてかなりの知識が詰め込まれています。読んでいくうちに法律、金融、不動産の基礎知識はかなり身につくと思われます。
特に数字が苦手なビジネスパーソンはこれを読んでいるうちに強くなること間違いなしでしょう。
数字の弱い中小企業の社長や経理担当の方たちにもおすすめです。
【新ナニワ金融道】
主人公灰原が上司の桑田と一緒に独立するところから物語はスタート。会社を立ち上げたものの資金がないため、債権回収業務から始める。
債権回収は一般的な貸し付け業務よりさらに厳しい業務。
そんな厳しい仕事を根をあげずに頑張る姿に「根性あるな~」と感心せずにいられません。
また、元祖ナニワ金融道よりも「人を信じていいのか?人を疑い続けていいのか?」という葛藤が見られます。元祖から引き続き、金融・不動産の勉強になります。
働きマン
週刊誌の編集部でバリバリ働く主人公 松方弘子が仕事で葛藤していく様子が共感できる漫画。「今の時代に報道する価値があることは何か?」ということを独自の視点で漫画として伝えてくれています。
登場人物も魅力的で個性豊か。セリフもハッとさせられるものが多く、名言としてメモるといいかもしれません。時に寝食を忘れて働く松方の姿を見ると、「自分はこんなことで凹んでいる場合じゃない」と奮起せずにはいられません。
仕事でうまくいかない時期やメンタル的に落ち込んでいるときに読むと力が湧いてくる元気薬みたいな漫画です。