エッセイ

オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所でMAP部を立ち上げたときの話

これは2018年8月にオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所に参加していた僕がサロン内で活動していた「MAP部」での活動履歴です。

3年半前、オンラインサロンが盛り上がっている時期にこんな活動もしていました。


 

こんにちは。マコです。僕は8月25日から西野亮廣エンタメ研究所でMAP部を立ち上げ、部長をさせていただいています。

立ち上げからもうすぐ4か月がたちますが、この黎明期にやってきたこと、その中で考えてきたことをまとめました。

これからMAP部ストーリーをお届けします。

8月25日(土)MAP部発足

7月初旬に西野亮廣エンタメ研究所(オンラインサロン)に入会し、約1か月半ROM専だった僕はこの日、今までと違う体験をします。

*ROM専というのは、オンラインサロンに入っているけど、見ているだけ、読んでるだけの人のことを言います。

(サロンによって微妙に定義が違いますが一般的には、投稿に対していいね!もコメントしない人をROM専という。エンタメ研究所では、投稿に対していいね!やコメントはたまにするが、オフ会に参加しない人をROM専と言ってると思う。)

「サロンメンバーのお店がわかるマップを作りたい!」

どうせお金を使うならサロンメンバーのお店で髪を切りたいし、飲みにいきたい。それをマップにしたら便利!

西野さんがブログにも書いているこのことに、この日サロン内は沸き上がっていた。

(この記事が8月26日、その前日にMAP部は誕生した)

コメントには、

  • おもしろそう!
  • こんな方法だと実現できるのでは?
  • できたら使いたい

などなど。
一気に盛り上がっていった。

  • 地図の作り方はこうしたら面白い
  • 地図に予約機能やメッセージ機能も付ければ行く前に便利

などなど技術的な声もちらほら聞こえてくる。

ROM専をやめるきっかけ

投稿から15分くらいして、
西野さんからこんなコメント。

「やり方はもうわかったので、誰かやりませんか?」

これを見た時、すぐにやってみたい!面白いプロジェクトになりそうだ。
直感でそう思った。

けれどその時僕はすぐ動けなかった。

今までROM専だったし、この時点でサロンには知り合いが一人もいなかった(多分)💦

出しゃばるのはやめよう。でもやってみたい!

マップをつくるこの企画はおもしろそうだ。いやでもサロンのこともまだよく知らないじゃないか。

不安だし、なんか怖いし。

・・・

そんな葛藤を繰り返しながら3分くらい、コメントを様子見していた。

しかし、だれかがやる様子はなかった。(みんな様子見だったのかも・・・)

僕はやってみたい気持ちを抑えきれずコメントした。

「やりたいです」

すると、すぐに「じゃあお願いします」とコメントが返ってきた。

めちゃくちゃドキドキした。心臓はずっとバクバクしていた。

もう後戻りはできない。このまま突き進むだけだ。せっかく西野さんからチャンスを頂いた!やってみよう!

これまでROM専、しかも毎日見ていなくて、2-3日に一回エンタメ研究所をチェックするくらいの関わりしかしてこなかった僕が、興味本位でコメントしたことで僕のサロン活動は大きく変わり始めていく。

8月26日(日)はじめてのことだらけ。でも不安からやる気へ

8月25日(土)に「やってみたいです」とコメントしてからすぐに部は発足。

まず最初にやったことはFBグループを作ること。

しかしそのあと何をしたらいいのかわからない。だれに聞けばいいのかわからない。この時点で知り合いは誰もいない。入会して1ヶ月半、ROM専で過ごしてきたんだもの。

でもその知らないこと尽くしが今思うと逆に良かった。
”知らないから、自分が思うようにまずはやってみよう。方向性が違ったらだれか指摘してくれるだろう”

そんな風に気楽に考えてその日はFBを閉じた。

翌朝8時くらいに起きると、マップ部へ参加申請の通知の山。FB通知が99件+になっている。

こんなこと今までなかったのでびっくりした。このオンラインサロンの規模の大きさを改めて実感した。

FBグループの参加申請に対する承認作業は、西野亮廣エンタメ研究所に加入しているかをすべて1件1件確認してから承認しなくちゃならない。

初日で1,000人くらいの申請があった。(その後1週間で2,400人のグループになった)

最初の一時間で、「これは自分一人だと到底追いつかない作業」とわかり、承認作業をしてくれる事務局メンバーを募集してみる。やってくれる方がいるかとても不安だったけど、20人くらいの方がやるよ!ってコメントしてくれた。

「優しい、温かいサロンだ」そんな風に感じた。困った時に気軽に助け合えるのが良い。とても良い。

コメントくれた方全員に感謝の気持ちを持ちながら、プロフィールを1件1件、確認させていただいた。

会ったことも話したこともない方に作業を依頼するには、プロフや投稿の情報を頼りにするしか術はなかった。

そして金澤さん安永さんにお願いした。マップ部で初めての運営メンバーはこのお二人なのでした。

この日、西野さんからもレターポットでメッセージをもらった。言われたのは、ざっくりこんな感じ。

「お店が登録できて、それを見れるMAPにしてー」
「ビールおごります」

僕は、「はい。色々よくわかってないけど、まずはやってみます。」てな感じだ。
この時、嬉しかったのと責任重大だなとも思った。

でも最初に感じていた不安はかなり薄れていて、「よし、頑張ろう!」というやる気とわくわくする気持ちが勝っていた。

自分で言うのもなんだけど、きっとキラキラした目をしていたと思う(笑)

8月27日〜9月1日 合言葉は「30パーセントの完成度でいいから1週間でリリースしよう」

「サロンメンバーのお店を掲載しているMAPを作る。」

これだけのことなら実はそんなに難しくない。

グーグルマップのマイマップ機能を使って、お店を登録していくだけだ。

問題は、

  • どの規模(何店舗くらい)で、
  • どれくらいの質(ここが難しい!)

を見定めるかと言うことだ。

やることをざっと洗い出してみると、

  1. 登録する店舗をリストにする(30店舗ほど)
  2. グーグルマップを使い倒す(機能やマイマップに詳しくなる)
  3. リストのお店をマイマップに一件ずつ登録する

最低これくらいできればいいなと思った。

すでにマップ部内のスレッドには、「レタポと連携しよう」「お店を予約する機能もいるね」などいろんな意見が出て盛り上がってる。

(この日から4か月後にレタポ連携を果たす!)

しかし、何も出来上がっていない中、

「こんな機能がほしい」「こんなことができたらいい」をマップに盛り込もうとすると、時間ばかりがかかってなかなか実現しないのを直感で感じた。

そこで僕は、1週間で30店舗登録してマップをリリースしようと決め運営メンバー達に通達した。

この間、何回も言っていたのがこの記事だ。

https://r25.jp/article/578025571882168044

この記事の中にある、

「30点ぐらいでもいいから世の中に出しちゃって、ユーザーの反応を見て直していこうっていう方針です。」をそのままパクった。(笑)

運営メンバーからは、

  • 「店舗リスト作るのに2週間かかる」
  • 「マップ登録するには(お店の詳細情報も掲載した方がいいから)1ヶ月かかる」

などの声もあった。

確かにその通り。

でも今回は30点でいいから1週間でやりきろう。
(30店舗、グーグルマップに登録されているだけのサービス)

この方針を早めに立てて発信出来たのがよかった。

そして何度も何度もこのことをメンバーに発信し続けた。

結果は、1週間で300店舗の掲載、マップの説明をしているHP、使い方のマニュアル、質問などを受け付けるサポートチームが出来上がっていた。

当初想定していたよりもたくさんのことができた。

最初は疑問を持っていたメンバーも途中からやり切る覚悟ができたのが目に見えてわかった。

みんなすごい!本気だしたらできないことはない!

本当にそう思った。そしてメンバーに恵まれた。みんなすごい!たった1週間でサービスをリリースしてしまうんだもの。

このときは心の底から嬉しかった。みんなでサービス作るって本当すごい!

そう思いながら、サービスをリリースした後は死んだように眠りこけたのでした(笑)

9月1日〜 エンタメ研究所MAPのスタート、そして伝説へ

9月1日(土)20時、エンタメ研究所MAPをサロン限定で公開した。

僕はこの日初めてサロン全体のグループに投稿した。

1時間ほどして承認されてから多くの祝福や称賛の声をいただいた。純粋に嬉しかった。運営メンバーと一緒に喜んだ!

部が発足してから本当に1週間で形にできたこと、それをサロンメンバーと一緒に喜びあえたことは充実感と大きなやりがいを実感させてくれた。

0を1にする喜びを知った。

この時、一緒にやってきた運営メンバーにお礼がしたくてpolkaを立てた。(この時はマネタイズポイントを後ろにずらすことなど全く知らずに何の疑いもなくマネタイズした笑)

全部で20万円以上集めることができ、それを運営メンバーでシェアした。

 

「自分のできることをギブする→相手が喜んでくれる・一定の信用を得る→マネタイズする」という流れを経験できた。

次の日からもMAPは毎日数百人からのアクセスがあり、利用されていることを実感した。

MAPを使ってお店に行ってみた!MAPのご縁からお仕事に繋がった!などの嬉しい報告もたくさん頂くようになった。自分たちが誰かの役に立てていることを実感しとても嬉しかった。

MAP部終了、そして伝説へ

あれから4ヶ月半が立つ。
この間、MAP部はいくつものプロジェクトにチャレンジしてきた。

✔︎登録店舗数は300店舗から1,800店舗以上へ
✔︎お店のPRに繋げる公式インスタ、ツイッター、ブログの運営
✔︎マップの使い方をまとめたFAQ(よくある質問)サイトの制作
✔︎月間来店者数ランキングの報告
✔︎イベントが一目でわかるイベントカレンダーの運用
✔︎お店と人を繋げるために役立つ公式グッズの企画・販売

そして2018年年末にレターポットと連携したマップが完成した。(レターポットの一部となった)

この新MAPではお店にレビュー(レター)を贈れる仕組みや、お店で働く人の顔がわかる仕組みなど新機能が続々と追加された。

そしてサロンメンバー以外も閲覧しお店を探せる=OPENなサービスとなった。(こちらから誰でも閲覧できます!)
https://letterpot.otogimachi.jp/shops

そして2019年1月、サロンの全体方針で「全部活を卒業」が発表され、MAP部も終了することになった。

これもサロン全体が前進するための決断だ。西野さんの作ったサロンの方針なのでそれに準ずる。

部を閉じることを投稿した時はたくさんの温かいメッセージをいただき、感動で泣いてしまった。

至らぬ点がたくさんあったけど、そこは大目に見ていただき、最後まで部長を全うさせて頂いたことに心から感謝。

そして約半年間のMAP部活動も幕を閉じた。

あとがき

投稿を読んでくださってありがとうございます。MAP部の部長という役はこれにて終了いたしました。短い間でしたがありがとうございました。

この半年間で学んだことの一つに、「オンラインサロンでの成功するチームビルディング」があります。これについてはまた別の記事に書いて行こうと思います。

皆様、本当にありがとうございました。