たいていの場合、NPOのWebメディアはマイノリティな立場や状況にいる人たちに、役立つ情報を配信することがミッションであると思います。
僕自身、2019年に創業したNPOでは、障がいや難病のある子どもを育てる親にとって、「在宅で子育てをする際の情報が足りない、まとまっていない」という課題に対して、
Naverまとめみたいな、お役立ちまとめサイトを作って運営しよう!という思いがありました。
Webメディアの役割は「つたえるからつなぐへ」
しかしこれまでWebメディアを複数運営してきた経験から、情報をまとめ、配信するだけで、NPOとしての役割は果たせているのか?という疑問をもつようになりました。
そこから一歩前にすすんで、困っている人たちを「つなぐ」役割になれるといいなと思います。
「情報をわかりやすく伝える」だけだと、そこから先はあなたが自分でやってねという感じです。
でも、情報があり、やり方が分かっても、自分(一人)ではできないことがあります。
自分でやっても失敗ばかりになることもありますし、不得意だったり苦手でできないことがあります。
そこで必要なのが、パートナーシップという考え方。
Webメディアとして人や団体を紹介したり、つなぐことはできるかもしれない。
その事で社会や環境はより変わるのではないか…
最近はそのように考えるようになりました。
これまでのWebメディア=わかりやすく伝えることがミッション
これからのWebメディア=伝えるに加え、つなぐを取り入れることがミッション
NPOはこのことを念頭に、Webメディア、SNS、YouTube、イベントの運用も取り組むべきだなーと思います。
読者と読者、当事者と当事者、当事者と支援者、行政と企業、企業とNPO、NPOとNPO、つながった方がよいなと思うことは、損得関係なくつなげていく・・・その姿勢が大事です。