エッセイ

【待つことの大切さ】相手のペースに寄り添う優しさ

僕は待つということが苦手な人生を送ってきました。

行列に並ぶのは苦手。

だから人気ラーメン店もディズニーランドも苦手。

人を待つのも苦手。正直言うと待つというか、待たされているという感じが苦手。

時間がもったいない気がしていたし、その時間があれば他にできることあるんじゃないかと考えてしまう、せっかちさんでした。

けど、数年前から、待つことの大事さを知りました。

2019年の秋ごろ、僕はずっと人を待っていました。

その人は病いでずっと病院にいて、僕はその人が元気に帰って来るのをずっと待っていました。

最初は待ってられなくて、心配して、オロオロしたし、気が動転していました。

一人でいるとネガティブな方向に考えてしまうし、メンタルも良くなかった。

でもそれから少し時間が経ち、冷静さを取り戻した時、一つの結論にたどり着きました。

待ってみよう。

タイミングってあると思います。

なんでもかんでも早けりゃいいってわけではないし、然るべき時期が来ないとうまくいくこともうまくいかなくなります。

掛け違いやすれ違いが発生して、本当なら成功していたはずのことが失敗におわる。

時には、すぐ動くのではなく、じっくり待つことも大事。

その間に思考は熟し、気持ちは浄化されていきます。

そしてしかるべきタイミングで行動。

待っていればいいこともあります。