- 仕事ができる
- 頭がいい(回転が速い)
- あいつは結果を出せる
と言われる人達が世の中にはいます。こういう人たちは物事を俯瞰する力や情報処理能力、そして判断力に優れています。脳の使い方が普通の人たちとは違います。
今回紹介する「ゼロ秒思考」は、まさに「俯瞰力や判断力をレベルアップさせ、仕事ができる人になりたい」という方にオススメの1冊です。
ゼロ秒思考の著者はどんな人?
この本の著者は、マッキンゼーで10年以上活躍され、マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立上げ120名強の組織に成長させ、現在はブレークスルーパートナーズを共同経営されている赤羽雄二さんです。コンサル業界の先駆者のような方ですね。
ゼロ秒思考とは
赤羽さんは、この本の中で「ゼロ秒とは、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くか意思決定できること」と定義しています。迷ったり悩んでいる時間をなくし、常に判断できるように脳を鍛えていくイメージなんですよね。
この本を日常生活に取り入れてみた!
私は今、朝活をやっています。
理由は、
- 規則性のある生活習慣を身に着けたい
- 朝の時間を有効活用したい
の2点。
実際に経営者仲間を誘って、2021年6月から始めました。みんな常に忙しいから朝活に費やす時間はAM8:00~8:15の15分間だけ。この時間だけ、毎朝一緒にやろうと。
じゃあ朝活で何をやろうか?って話になった時、このゼロ秒思考に書いてある「メモ書き」に取り組んでみたいと思ったのです。
メモ書きのやり方
メモ書きとはゼロ秒思考の中で絶賛オススメされている1日10分でできるワークです。
A4用紙を10枚用意し、1分ごとに1枚、あるテーマに沿って思いつくことをひたすらメモしていく。ただそれだけのワークなんです。
とてもシンプルで誰でもできるメモ書き。しかしこれが様々な効果があります。
- メモを書くと、頭が整理される
- メモを書くと、自信が出てきてポジティブになる
- メモを書くと、怒りやイライラが収まる
- メモを書くと、不安や心配がなくなる
- メモを書くと、急成長できる
- メモを書くと、仕事もプライベートもうまくいく
実際にやってみて思う事
僕はメモ書きをはじめてそろそろ50日になります。著書の中では20日ほど続けてやると、劇的に効果が表れてくると書かれてありますし、50日続けた身としてはそれを実感しています。
やり始めた頃は、1枚あたりに書けるメモ量が少ないのですが、3週間もたつと書く量が倍ほどになりました。これはそのテーマについて思考を整理し、判断し、アウトプットする時間が短くなってきた=瞬時に判断するに近づいてきた証拠と言えるでしょう。
だれでも気軽にできるのでまずはやってみることをお勧めします。
また、アウトプットする(=書く)テーマは何でもいいです。僕は最初の頃、「1年後になりたい姿は?」や「楽しいと感じることは?」など抽象度が高いテーマをメモ書きしていました。
しかし最近は「仕事×メモ書き」という組み合わせを思いつき、仕事で直面している課題をメモ書きのテーマにすることにしました。例えば、「A社から受注をもらえるプレゼン資料とは?」「代理店に支払う適正なFeeはいくらか?」といった感じです。
すると、普段だったらダラダラと時間をかけて作っていたプレゼン資料も、その1/2の時間で完成させることができました。こういったやり方もありだなと思い、今では、仕事で直面している課題、抽象度の高い事などを日によってMIXしながらテーマを設定しています。
続けるには仲間を見つけるとよい
メモ書きは誰でもできて、シンプルで、10分しかかからないのに、仕事やプライベートに、よい影響もたらすコスパの高いワークです。
しかし、今すぐやらないといけない事ではない。まさに「緊急度は低いが重要度は高い」パターンです。
こういった緊急度が低いが重要度が高い事というのはついつい後回しにしていまいがち。そしていつしか辞めてしまいがちです。
こういったことは誰しもが経験あると思います。続かない人は意志が弱い、ダメ人間だと精神論で終わるのではなく、続けやすい仕組みを作ればよいと思います。
朝活や自分の所属しているコミュニティを活用して、みんないるからさぼれない!という環境に飛び込んで、ぜひ継続してみてください。